クラシック音楽家がポップスを下に見てる問題。
2023年5月17日
全く意味がないから。
ただ、敢えて上下を考えるとしたら、ジャンルではなく、その音楽の中身で、クオリティの高さで判断します。
Jポップスなら、山下達郎、小田和正、松任谷由実、桑田佳祐、さだまさし、スターダストレビュー、シングライクトーキング等は高クオリティの素晴らしい音楽だと思っています。
また逆にクラシックを名乗っていても、子供騙しの腑抜けた音を垂れ流している“偽物音楽家”も残念ながら存在しているという、実に嘆かわしい事実もあります。
私はクラシックであろうと、ポップスであろうと、高クオリティの素晴らしい音楽を好みます。
大体、ポップスを下に見て馬鹿にするクラシック音楽家は、二流三流以下です。
超一流の音楽家は、そんな戯言は口が裂けても言いません。
長々と生意気な事を書いて、失礼いたしました。
主になるのは檀家の皆さんの歌声ですので邪魔にならないように演奏しなきゃならない。当然メロディラインをサポートするわけですが、息遣いとかすごく勉強になりました。童謡が主体になるので曲としての盛り上がりはパットしないものが多かったですが、どこのイベントでも「月の砂漠」は盛り上がっていたのを覚えています。
そして歌い継がれることの素晴らしさを実感していました。
かな先生のお話は実に面白くて、共感することが多いです。
たとえばジャズ(生まれておよそ130年)とクラシックを比較した場合、日本では「クラシック=芸術、ジャズ=流行り物=POPS」と分類されてきたと思っていますが、まさにその判断はまちがっていなかったと近年特に強く感じています。
たとえば一昔まえにジャズで流行ったキース・ジャレットの「ソロ・ピアノ・ブーム」
はクラシックファンからは(初期クラシックにあった即興性の再現)的な興味をひいたようですが、後年キース自身が「限界を感じた・・」と吐露し、純クラシック音楽の録音を数枚のこしていますが、あきれるほどのクラシックへのコンプレックスしか感じられませんでした。
今ではジャズは完全に死滅し、今後は「アメリカ版 クラシック音楽」としてのみ生き残るようにおもっています。しかし「国」がジャズをクラシックと同等に芸術として評価することは来ないのではないか?とおもっていますが、かな先生のご意見を拝聴できればうれしく存じます。
私、音楽を聴くのは、好きでしたが、中学生までは、歌謡曲のみ。ココイチの創業者も、クラシックとは、無縁の環境でした。 ポップスが上とか下とか、思わないけど、音符の数が少ないな、とは、感じます。(笑)
オーディエンス専門の方の心理は別として、見下す奏者は、ご自分の専門外だと人の心に訴える演奏が出来ないとご自身で十分理解しておられるから、見下す態度をとる事によって関わらない様にしておられるんじゃあないですか。
自身で意識してるか深層心理的にかは別にして。
プロのステージではありませんが、何かのイベントでアマチュアの純クラシック奏者が当時のヒット曲を演奏されてひどく幻滅した事があります。
赤の他人の身元調査するほど悪趣味ではありませんが、地方在住者では音大出身のアマチュアは決して珍しくないので。
ずいぶんコスパの悪い人生だとは思いますが、首都圏でさえ音楽で飯食える人はかな先生をはじめ、ごく一部なので、当たり前ですね。
話し戻ってその奏者達はグルーヴ感が全く無く、情感も何も伝わってこないのです。
それに発音にどうしてもクラシック臭が消えないのです。
クセの無い発音自体が強烈なクセと感じてしまい、歌っている様に聞こえないのです。
インストでも楽器が歌っている様に、普通は意識しますよね。
アレンジでも、バロック調の余計なおかずを入れたりして、せっかくの美しい旋律を台無しにして。
クラシックがクラシックじゃなかった時代は、こんな弾き方してないと思うんだけどなあ。
方向性は逆かもしれませんが、ある意味ド演歌歌手がこぶしコテコテでポップス歌った時に感じる違和感と似ているとでもいいましょうか。
ド演歌とは正反対のベクトルの気持ち悪さとでも表現しときますか。
(大物演歌歌手でもポップスらしい歌い方と使い分けられる方もおられるんですけどねぇ。
だから私はマルチプレイヤー最強と言ってるんです。)
もちろん無料なので、何も言わずに帰りましたが、もし有料だったら金返せくらいは言うでしょうね。
大人が他人から金を受け取るのは重い事なのです。
もっとも、大事なお金払う相手は人付き合い以外、たとえ1,000円でも慎重に選ぶので、そんな事態には陥らないとは思いますが。
YouTube動画でもそんなミュージシャンを見かけた事あります。
(たぶんプロ)
ジブリ曲を弦楽アンサンブルするのに、どうしてオリジナルのイメージを尊重したかな先生やまなみ先生達みたいな弾き方出来ないかなあと思ってしまいました。
最近見かけなくなりましたが。
しかしながら、音楽は好みですからね。
間違いは有っても正解はありません。
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とんでもなく膨大な音楽的引き出しを持ってないと、様々なジャンルの様々な抽象的要求や急な変更にその場で対応したり、書き間違いまで含めて雑な譜面の裏の裏まで初見で把握し、リハ一回だけで本番に入ったりなど出来るわけありません。
プロデューサーが誰かは知りませんが、「こんな曲はさほど売れるとは思えないし、一流の声楽家に頼んでも歌ってくれるわけないし」で、「まあ、一万枚ぐらい売れりゃいいや」と、軽い気持ちでたまたま知っていた二流(失礼)の秋川さんに歌わせ、CDをリリースしたところ、案に反して300万枚を超える大ヒット、秋川さんは日本で一番有名なテノール歌手となり、この一曲だけで一生食っていけるだけの大金を手に入れ、プロデューサーも大出世したことでしょう。
クラシック界はで一流と言われ、ポップスを低くみている声楽家は、この「秋川事件」をどうみているのでしょうか?
ポップスはボトムアップ
パトロンがいて宗教・芸術・学術のピラミッドの頂点から降りてきたクラシック音楽。
大衆から生まれ進化を繰り返して高みを目指す音楽のポップス。
トップダウンとボトムアップの両方有効。
底辺と頂点にいる人は交わりませんが通常はお互いに歩みよってます。
前田憲男氏
佐藤允彦氏
そして今は亡き
羽田健太郎氏
3人の濃~いピアニストが即興でトリプルピアノセッションする番組です。
実に濃~い演奏でした。
(うちの地方では放送されてなかった気が。)
亡きハネケンさんの音大生時代の逸話を思い出しました。
教授に
「オレは音楽で金持ちになるんだ。」
と宣言して、嫌われたそうです。
しかし、これこそがプロ根性だと思うし、実際に実現されました。
かのカラヤンが目指したのも、これですね。
プロと名の付く職業人にとって、自分にいくらの価値があるのかは、最大の関心事ですよね。
もうこれ以上お金はいらないという様な大リーグスターでも、契約更改毎にシビアにお金の交渉してますよね。
だからこそ、明日のスターを夢みる子ども達が絶えないですよね。
(いくら現実は厳しいと分かっていても。)
「下に見る」人は、プロとして
お金の結果を出せなかった自分の人生を否定したくないのでは?
それに最近はひげダンとかking gnuとか、けっこうクセのあるハーモニーや音階を使うグループが増えましたよね。ひげダンなんか『ここで短調かよ。よくガッチリ音がとれるな』ってむしろ感心しますよ。
子供時代を思い返すと、クラシック好きはおそらく両親の影響です。家にカラヤンのレコードがありました。しかし私はクラシックとそれ以外に上下の感覚はありません。
ジャンルで分ける感覚もあまり無く、それより個々の演奏が良いものかどうかが決定的に大事だなぁと思って選んでいます。
あと、何かの記事で、十代までに親しんだ音楽で、そのあとの人生で好きになる音楽の傾向が大体固まってしまうらしいです。脳のはたらきによるものらしい。私の場合、クラシック・吹奏楽・ハードロック・ヘヴィメタル・ジャズ・民謡、あたりが当てはまりそう。
チョン・キョンファのバッハのあとにメタリカを聴いても全く違和感なしです。どちらも素晴らしい演奏だと思うので。
濃~い!